もともと料理をするところからスタートした僕たちは食材と切れ味の関係について深く掘り下げて研究してきました。
そのなかで少し気がついたことというか不思議に思ったことがあります。

ものの速さを表すとき速さの度合いは速度。

光り方の度合いを表すとき輝度。

温度、高度、粘度など「度」という言葉が主に使われますが、刃物においての切れる度合いを表すとき、切れ度とは言わず「切れ味」という表現が使われます。

言葉というものは長い年月を経て人がそのように感じ、それをわかりやすく伝えようとした結果そういう表現が生まれるのだと思います。