生捕りについて

僕たちがお肉を作る上で大切にしている事に

生捕りがあります

これが出来ないと

僕たちはお肉を売りません

実際には

本当に危ない行為です

猪が罠にかかった日には、少し人生についての覚悟を決めてから

生捕りにいきます、、笑

鹿も雄鹿の脚力は小型の馬みたいなものですから

蹴られればとっっっっっっても痛いでしょう(まだ蹴られたことはないですよ!)

猪は牙を持っています

この牙というのは普段、猪同士の‘戦闘用‘で、彼らは上顎の牙と、下顎の牙を擦り合わせ

エッジを立てて日々「手入れ」を欠かしませんから

本当に切れるんです(本当に角が鋭いんです)

猪突猛進なんて言いますが笑っていられません、ナイフの付いた小型ミサイルとして

これからは見た方がいいです

こんな獣たちが半径2メートルのワイヤーの円の中で

暴れ回っているのを素手で捕まえ、ビニールの紐で縛って捕まえるんです

ある程度人生の覚悟を決めたくなるでしょう?笑

僕もたまにどうかしているのかもしれないと思う時もあるのですが

命をいただいている訳です

その生き物の全てです

それまで何年も厳しい自然の中で

必死に生き抜いてきた

その生き物の全てをいただく訳です

僕にできる限り

美味しくいただき、本当にありがとうと思うことが

最低限の礼儀ではないのかな

と思います

より美味しくできるようこらからも

向き合っていきたいなと思います