大自然の中に入ったり、大海原を前にすると

人間の小ささを思い知る、なんてことを聞きます、し感じますよね

でも大自然でなくても

罠の見回りや、設置に少しばかり麓の山に入ると

意外と同じような気持ちになります

山に入ると

僕はただの一匹、少しばかり賢い霊長類でしかなくて(僕が賢いかどうかはさておき)

もう家に帰れなければ、一週間無事に生きているのかななんて思ったりします

雨が降ったら

傘や雨合羽がなくては遭難のお手本の如く凍えてしまうだろうし

火がなければ調理もできない(痩せるかもしれないけど!)

ナイフ一本なければ物を切ることもできない

しかし、その点

野生動物は身一つで

山で食べるものを探し、寝る場所を探し、冬をくぐり抜けて生きていて

恐ろしくタフで逞しい生き物だなと

小さく感じる自分の存在を通して思います

ですが

そういった恐怖や自然に対する

畏敬の念を感じる時

普段生活していると使わなさそうな感覚や、神経回路が使われるような気がして

生き物としてこれも真っ当な感覚で

たまには使わないといけないのかもしれないななんて思い

少し嬉しくなります

僕はこの大きな存在に憧れていて

近くで生活できることが嬉しいと感じます