お肉は獲り方や、処理の方法で
美味しくなったり、色々な質の変化が出たりするのは勿論の事ですが
道具も良い仕事をするにはとても大切です
今回で言う「道具」が何を指すかというと
刃物です、男児なら成長する過程で誰もが引き寄せられるように
虜になてしまうアレです(知らないけど)
魅力的ですよね、、、、
まま、魅力を語るのはいつかに譲るとして
刃物があることで鹿を、猪を、獣の皮を剥き、切り分け食材にすることができます
こうして
お肉になってゆく過程で全ての工程で使用するといっても過言ではないほど
密接に関わっている刃物は
その良し悪しや、種類の組み合わせが
出来上がりの肉質に大きく関与し、左右することは想像に難くなく
そこに気を使うことはとても大切なことだと思います
日本の言葉に「切れ味」と言う言葉があります
刃物の切れる度合いを表す言葉で、この刃物は切れ味が良い、悪いと言った使い方をしたりしますが、度合いを表すのに、語尾に「度」ではなく「味」という字が付きます
古くからある言葉ですが
言葉を作った頃の昔の人々は
もしかすると味との関わりが深いと言うことを揶揄してつけたのかななんて思ったりします
実際皮を剥ぐのに都合のいい刃物や、切れ味
精肉する時、良い仕事に繋がる切れ味や、鋼材といったものが
あります
切るという事は、その断面がそのまま口に入ることになりますし
潰れるように切れているのか、スパッと美しく切れているのか
ザラザラなのか、保存しているときのドリップの出方や、酸化の仕方
口に入った時の食感や、香りなどさまざまな変化が出ます
まさに味が変わるのです
どうやったら、より美味しくなるのかと言うことを前提に
そういった事にも少し気を遣ってみると面白いですね