秋は心がくすぐられる季節です
僕は今22歳ですが、小学生の頃
僕の登下校の道は往復8キロありました
田舎の一本道で道々にある
植物たちが一斉に実をつける秋は
4時に下校しても、家に着くのが7時を回ることなどしょっちゅうで
よく遅いと叱られたものです
柿に、栗に、アケビにムカゴ
どこの木が美味しいとか、あそこには白いアケビがなるとか
そう言った事にはめっぽう詳しく、一番美味しい時期を今か今かと毎日通りながら待つのですが
そう言ったことに詳しいのは野生動物も同じです
日々採った採られたと知恵の比べあいです
その頃から
皆頭のいい生き物だなと肌で感じていたように思います
毎日の下校のおやつを採りにくる事に対する敵対意識と、知恵と生き抜く強い力を持っている事に対しての畏敬と少しの恐怖がりました
今でもとても賢い生き物だと思います
今、確かに自然界の鹿や猪の個体数は、元の摂理から外れてしまい
バランスが崩れていると思います
天敵のいなくなってしまった日本の自然環境で
捕獲し個体数を調節するということは
必要だと思います
ただそこで
我々を含む全ての生き物の素晴らしいところは
それを、食べるという事によって
次に繋げられるという事だと深く思います
獲らなければいけないのは必然だと思いますが
傲慢にならず、尊敬の念を忘れないようにしなければならないと思います